すららは中学受験対策に使える？先取り学習・サポート教材として優秀な７つの理由【体験談ブログ】

無学年式を採用している通信教材「すらら」をご存じでしょうか？

このブログ記事では、「すらら」が中学受験対策に使えるかどうか調べてみました。

旧記事の内容を更新して２記事に分けました。
すららvsスタサプ比較は以下の記事をご覧ください。

すららが中学受験のサポート教材としてオススメな７つの理由

まず最初にお伝えしたいのは、「すらら」には中学受験に特化したコースや講座はないということ。

でも、中学受験に向けた基礎学力の向上、教科書範囲の先取り学習、ふりかえり学習を目的としたサポート通信教材としては、「すらら」はとても優秀です！

その理由について、詳しくお伝えしますね。

• 分野・単元を自由に選んで先取り学習しやすい
• 丁寧すぎるレクチャーの説明で、苦手単元の理解が進む
• AI搭載型のすららドリルで弱点を発見・克服できる
• 目標設定機能で自分だけのカリキュラムを組める
• すららコーチが定期的に保護者をサポートしてくれる
• 学習管理機能で基礎学力の抜け・モレを把握できる
• 発達障害の子の中学受験の可能性を広げる

おすすめ理由①分野・単元を自由に選んで先取り学習しやすい

中学受験向けの学習を進めていると、単元ごとに学習したい場面が意外とあると思います。

「すらら」は、学年に関係なく『分野・単元ごとの学習』が可能です。

単元ごとの体系学習こそ「すらら」の得意技と言っても過言ではありません。

勉強したい内容は、「単元リスト」「体系図」「教科書」の３種類から探し出すことができます。

単元リスト からえらぶ	【無学年式】 単元ごとの学習内容が文字で書いてある。 小学生高学年以上、保護者、教師向け。
体系図 からえらぶ	【無学年式】 分野・単元がマップ形式で描かれている。 単元のつながりがわかりやすい。
教科書 からえらぶ	【学年式】 授業に合わせて勉強したい場合に最適。 教科書に合わせて学習できる。

それぞれの画面について簡単にご紹介します。

単元リストからえらぶ（無学年式）

「単元リスト」の画面では、「ステージ・レッスン・ユニット」がリスト化されています。

ステージ：学習範囲
レッスン：単元
ユニット：学習内容

低学年の子が使うには少し難しいかもしれませんが、高学年の子や、教師・保護者が学習ユニットを選ぶ時に便利です。

体系図からえらぶ（無学年式）

学習分野ごとの単元がマップ形式で描かれています。

→ 学習したい内容を選んでクリックすると、対応ステージ・ユニットリストにジャンプします。

体系図は、単元のつながりがわかりやすいのが特徴です。

単元ごとに先取り学習をする時も、次に何に取り組めばいいのか一目瞭然です。

その単元がどの学年分まで進んでいるのか見えるので、お子さんの性格によってはやる気UPにもつながりそうです。

教科書からえらぶ（学年式）

「すらら」は無学年式を採用した通信教材…ですが、教科書から選ぶこともできます！

公立小学校で使われている標準的な教科書なら、ほぼ対応しています。

「教科書の内容を網羅しながら先取り学習がしたい」という時に便利です♪

おすすめ理由②丁寧すぎるレクチャーの説明で、苦手単元の理解が進む

たとえば、塾やＺ会中学受験コースなどで中学受験対策の学習をしているけれど、

「算数は得意だけど、速さの単元だけは苦手…」
「理科の生物分野は好きだけど、化学分野はキライ…」

…ということがありますよね。

そんな場合に、「すらら」はとても有効なサポート教材となります。

中学受験で苦手な分野・単元がある場合、すららの「体系図」を見れば苦手単元の前後の単元もわかります。

苦手単元だけでなく、関連した単元も把握することで、弱点克服のための学習を効率的に進めることができます。

「すらら」公式HPに、このような記述があります。

基礎学力をつけることを重視した「すらら」は、受験勉強を進めていく上で欠かせない基礎学力を固め、入試のための応用力を身につけるベース作りとして利用できます。

すららネット「中学受験を考えている保護者様へ」

前提として、「すらら」では中学受験で出題されるような難問は扱っていません。

ですが、中学受験対策で挑む難問を解くための基礎学力を育てるシステムが用意されています。

ソウの正直な感想は、

…とのこと。（ひ、ひどい…）

すららのレクチャーは、先生キャラと助手キャラが会話をしながら授業を進めるスタイルです。

例えば、小６理科の某レクチャーの１コマ。

こんな感じで、基本的にどのレクチャーもほのぼのしています（笑）

すららのレクチャーは「初めて学習する子向け」なので、説明がきめ細かいのです。

文字と音声の説明だけでなく、アニメーションの動きや色でも興味を引き出すので、学習したことが記憶に残りやすいというメリットもあります。

言葉だけで説明するのが難しいこと（結露の状態など）も、アニメーションを使ってわかりやすく伝えてくれます。

おすすめ理由③AI搭載型のすららドリルで弱点を発見・克服できる

「すらら」では、レクチャーを視聴した後、すぐにドリルに取り組みます。

すららのAI搭載型ドリルの機能は…

• ドリルの間違いをその場で添削する
• 解けない原因を自動的に診断する
• 適度な難易度の問題を出題する

特に「適度な難易度の問題を出題する」という機能がすばらしいです！

実際の動きがわかるので、すらら公式の動画を見てみてください。

すららのAIドリルは、間違えた問題の「解けなかった原因」を自動診断し、弱点を発見して、今取り組むべき問題を出題してくれるのです。

実際に我が家も「すらら」を受講中ですが、

そんなうざいすららドリルですが。

子どもにとっては「すららドリルうざい！」かもしれないですが、親から見ると「これだけしっかり復習させてくれれば、知識が定着しやすそうだな」と思います。

弱点の克服にもつながるので、親としては大歓迎です！（笑）

弱点を地道に克服することで、中学受験に必要な基礎学力の底上げにも期待できます！

…と思われるかもしれませんが、すららドリルは選択式だけでなく、並べ替えや短答式、記述式（入力式？）など、さまざまな解答形式があります。

私から見ても、すららのドリルを適当に全問正解させるのは難しいと思います。

すららドリルの結果から見える「学習理解度」は信頼できると思いますよ♪

おすすめ理由④目標設定機能で自分だけのカリキュラムを組める

無学年式教材は自由に学習できる反面、「いつ、何を勉強すればいいの？」と、迷うことも多いです。

「すらら」では、自分で学習目標を設定することができます。

目標を設定すると、リアルタイムで達成度がわかるので、「いつ」「何を」勉強すればいいのか迷うことはなくなります。

中学受験対策として、先取り学習や定期的なふりかえり学習をする場合にも、目標を設定すると忘れず取り組めるので便利です。

目標は保護者が設定するか、すららコーチに学習スケジュールの作成を依頼するのがおすすめです。

おすすめ理由⑤すららコーチが定期的に保護者をサポートしてくれる

「すらら」には、「すららコーチ」という保護者のサポート役がいます。

「すららコーチ」は具体的にどんなことをしてくれるのでしょうか？

• 「すららコーチ」は現役塾講師が務めている
• 学習履歴を分析し、毎週・毎月やりきれる学習スケジュールを立ててくれる
• 勉強でわからないことがあったら「すららコーチ」に質問できる
• 定期的に学習内容について報告してくれる（メール or LINE）

中学受験の専門塾や進学塾とすららを併用している場合など、すららコーチに相談して個別に学習スケジュールを作成してもらうこともできます。

注意点としては、「すららコーチ」は保護者のサポート役であり、子どもに直接なにか教えたり、アドバイスをする担当者ではありません。

質問への回答や子どもへのメッセージも、保護者宛てに連絡が来ます。

「すららコーチ」がいるからといって、保護者が子どもの学習サポートを完全に放り出すことはできません。

それでも、保護者にとって第三者のサポートがあるのはうれしいですね。

おすすめ理由⑥学習管理機能で基礎学力の抜け・モレを把握できる

すららには、保護者向けの管理画面が２種類用意されています。

• 保護者用「情報管理画面」
• 保護者用「学習管理画面」

２つのうち、「学習管理画面」が非常に便利で使いやすいんです！

すららの「学習管理画面」で確認できる項目は７つ。

• 週間学習履歴
• 学習日別履歴
• 科目別履歴
• 目標履歴
• ランキング
• 質問履歴
• ゲーミフィケーション機能利用制限

子どもの学習時間やクリアユニット数、目標達成率、平均正解率などを確認できます。

それだけではなく、子どもが問題を間違えてAIが「つまづいている」と判定した単元があると、保護者用学習管理画面にも「弱点」マークが表示されるのです。

我が子の「弱点」を把握して、復習や学び直しのフォローをすることが、中学受験に必要な基礎学力の抜け・モレをなくすことにつながります。

おすすめ理由⑦発達障害の子の中学受験の可能性を広げる

今回、「すらら」について調べてきた中で、特に私が「すらら」に対して魅力を感じたことがあります。

それは、発達障がい・学習障がいを持つ子どもへの学習支援への取り組みです。

私の友人の子どもで、ADHDやグレーゾーンと診断されている子が何人かいます。

個々の特性は全く別物なので、一般的な話は難しいのですが。。

中学受験をして、子どもの特性を活かせる、受け入れてくれる学校で学べたらいいのだけど…

と、友人が話していたことがあります。

私は発達障がいについては当事者でもなく専門家でもないので、詳しいことを無責任に述べることはできませんが、

「すらら」は、発達障がい・学習障がいを持つ子の可能性を広げてくれるように感じました。

もし発達障がい・学習障がいを持つお子さんが中学受験をするならば、

特に「すらら」の低学年の学習ができるコースの受講をオススメします。

発達障害の専門機関『子どもの発達科学研究所』と「すらら」が共同開発しているのは、低学年のコースのみだからです。（2024年現在）

• 「すらら」で低学年の学習の基礎を定着させる
• 「すらら」で学習習慣を身につける

…まずは、ここからかなと。

発達障がいがあってもなくても、低学年の基礎知識の定着と学習習慣は、中学受験をするなら必要です。

「すらら」の資料請求で「発達障害・学習障害のため」を選択すると、詳しい資料が送られてきます。

↑資料請求の際、目的は複数選択できます。

興味がありましたら、すらら公式ページより資料請求や無料体験を利用してみてください(^^)

中学受験に向けた「すらら」の活用方法（学年別）

ここで、私が個人的に考える「中学受験対策教材としての『すらら』の活用方法」を学年別にご提案します。

「すらら」ならではの自由度で、柔軟に中学受験対策の学習を進めることができます。

• 小学１年生：楽しく学習習慣を身につける
• 小学２年生：理科・社会は好きな単元から
• 小学３年生：算数は小４範囲までは進めたい
• 小学４年生：塾と併用で苦手単元の補強を
• 小学５年生：公立中高一貫校受検のおともに
• 小学６年生：苦手な単元を集中的に補強する

小学１年生：楽しく学習習慣を身につける

小１から中学受験対策をスタートする場合、学習習慣を身につけることを最優先にします。

ついでに言えば、中学受験には体力も必要なので、普段から体を使って遊ぶ時間を作るか、運動系の習い事を両立させたいですね。

習い事と両立したい場合も、「すらら」はとても使いやすい通信教材です。

小１からすららを受講するなら「小中３教科コース」か「小学４教科コース」がおすすめ。

小中３教科コースは、小学１年生～中学３年生までの国語・算数・英語が学び放題。（※英語は中学範囲）

中学受験には英語がいらないケースがほとんどですが、英語入試を実施する学校を受験する可能性があるなら、早めに楽しみながら英語を勉強しておいても損はありません。

小学４教科コースは、小学１～６年生までの国語・算数・理科・社会が学び放題。（※理科・社会は小3～小6範囲）

まずは、国語・算数を優先的に学習します。

理科・社会は小３～小６範囲ですし、小１時点では完璧な理解を求めず、レクチャーを視聴して「楽しそう」と子どもが興味をもてればいいと思います。

まったく興味を示さなくても、とりあえずはスルーして（笑）、少しでも見てみようと思える単元を探してみるといいかもしれません。

小学１年生で中学受験対策として「すらら」を始める最大の目的は、「楽しく学習習慣を身につける」ことです。

ドリルはやらなくてもいいし、正解率が悪くて怒ったりするのは言語道断です。

とにかく学習習慣。あと体力。

中学受験をするなら、この２つは必要だからです。

小学２年生：理科・社会は好きな単元から

小２から中学受験対策をスタートする場合も、小１と同様に学習習慣を身につけることを最優先にします。

まだまだ体を鍛えたいので、遊びや運動もしっかりさせたいです。

小２からすららを受講するなら「小学４教科コース」がおすすめ。

小学１～６年生までの国語・算数・理科・社会を好きなように学べます。

国語・算数は教科書順でも体系図の順番でもいいのでどんどん進めて、理科・社会は学年関係なく、好きな単元から取り組んでみるといいと思います。

毎日１ユニット以上クリアを目標にして、日々の学習習慣を定着させたいですね。

小学３年生：算数は小４範囲までは進めたい

小３からすららを受講するなら「小学４教科コース」か「小中５教科コース」がおすすめ。

英語入試のある中学校を受験する予定なら、「小中５教科コース」がいいですね。

Ｚ会の通信教育　中学受験コース との併用もいいと思います。

小学３年生前半までに、すららの国語・算数の「体系図」小３範囲まで修了できると理想的です。

そして、小３後半で国語・算数４年生の範囲を進めてしまいましょう。

単元ごとに、学年にこだわらずに小６範囲まで進めるのもいいですね。

弱点がある場合は早めに学び直しをして、苦手意識を持たせないようにするのも大切です。

理科は、得意な単元から順に取り組み、できるだけ早めに小３の学習範囲を１周させたいところです。

社会は、小６の範囲まで地理分野をできる限り進められるといいですね。

ここに書いてある通りに進まなくても、子どもを感情的に叱ったりしないよう気をつけてください。

むしろ、できていることを褒める方向で 

小学４年生：塾と併用で苦手単元の補強を

中学受験をする４年生なら、すでに塾に通っていることでしょう。

もしくは、Ｚ会の通信教育　中学受験コース などの通信教材を受講しているかもしれませんね。

「すらら」を中学受験のサポート教材として併用する場合、小４では２通りの使い方をご提案します。

• 授業で習う内容をどんどん先取りする
• 苦手な分野・単元を補強する

学校の授業内容を先取りして学習することで、「授業＝復習時間」となり、知識が効率よく定着します。

また、塾でついていけない苦手分野・苦手単元を「すらら」で基礎から学び直すことで、中学受験対策の補強になります。

小４からすららを受講するなら「小中５教科コース」がおすすめ。

英語がいらないなら「小学４教科コース」でもいいのですが、学習範囲が小学６年生までになります。

• 小中５教科コース：小１～中３まで
• 小学４教科コース：小１～小６まで

中学受験向けの学習を進めていると、「すらら」の中学範囲のレクチャーが参考になることがあります。

なので、学習範囲が中３までの「小中５教科コース」をおすすめしています。

小学５年生：公立中高一貫校受検のおともに

小５で国私立の中学受験をすると決めて中学受験専門塾に通いはじめた場合、「すらら」を併用している余裕はあまりないかもしれません…。

学校と塾の復習・宿題でいっぱいいっぱいかも…。

でも、公立中高一貫校を受検すると決めたなら、すららの「小学４教科コース」or「小中５教科コース」はとてもおすすめです！

公立中高一貫校向け対策講座と併用して使うなら、「すらら」は優秀なサポート教材になると思います。

小学校で学ぶ基礎知識を徹底的に固めるなら「小学４教科コース」で十分ですが、今後、英語入試を導入する学校が増えるかもしれませんね。

英語も学びたい、中学校の範囲も見てみたい…という場合は「小中５教科コース」がいいですね。

「すらら」は、教科書を網羅するような学習もできますし、単元ごとの集中特訓のような学習もできますし、やり残しがないかチェックするのも簡単です。

すららは、国私立の中学受験より、公立中高一貫校受検のおともにふさわしいかもしれませんね。

小学６年生：苦手な単元を集中的に補強する

小６で国私立の中学受験をすると決めて中学受験専門塾に通いはじめた場合も、「すらら」を併用している余裕はないでしょうね…。

「すらら」をサポート的に使うとしたら、特定の単元を補強するために集中的に学習する感じでしょうか。

中学受験に向けて苦手単元を克服するなら、小６の夏までになんとかしたいところですね。

小５と同様に、公立中高一貫校の受検対策のサポート教材として、「すらら」はオススメできます！

詳しくは、小学５年生の文章を読んでください… 

すららは中学受験に向けた基礎学力向上・先取り学習に有効

「すらら」は中学受験対策に使えるか？

結論としては、

「すらら」は中学受験対策の優秀なサポート教材として使えます！

追記：すらら小中５教科コースはじめました

2024年7月追記

すららの魅力を知ってから、ずっと興味を持ち続けていましたが…

ソウ小学５年生の夏休みを前に、とうとう「すらら」に入会しました！

すららの小中５教科コースで、とりあえず４ヶ月継続コースで始めました。

小５までの復習と、中学範囲を含めた先取り学習を進めていきます♪