- Z会中学受験コースor四谷大塚の進学くらぶ(中学受験コース)の受講を検討中の保護者様
我が家は2022年4月~2023年1月まで、Z会中学受験コース3年生を受講していました。
新4年生からもZ会中学受験コースを継続するかを検討した時に、選択肢のひとつとして『四谷大塚 進学くらぶ』の資料を取り寄せてみました。
- 2023年2月~、Z会中学受験コース4年生を継続受講。
- 2024年2月~、Z会中学受験コース5年生「算数」のみを継続受講。
『四谷大塚 進学くらぶ』は、四谷大塚直営校舎と同じカリキュラム・同じ教材で、同じ授業・同じテストを受けられる通信教育サービスです。
自宅で四谷大塚の授業が受けられるなんてすごい!
このブログ記事では、『Z会中学受験コース』と『四谷大塚 進学くらぶ(中学受験コース)』を徹底比較し、まとめました。
- 『四谷大塚 進学くらぶ』には「中学受験コース」と「学力向上コース」がありますが、この記事では「中学受験コース」について書いています。
『四谷大塚 進学くらぶ』はコンテンツ豊富でコスパ最高!
最初から言い切ってしまうのもなんですが…
『Z会中学受験コース』か『四谷大塚 進学くらぶ(中学受験コース)』の二択なら、
我が家は『Z会中学受験コース』を新4年生でも継続したいと思いました。
(実際に、2023年2月~Z会中学受験コース4年生を継続受講)
でもそれは、『四谷大塚 進学くらぶ』の内容に不足があるからではありません。
むしろ逆…。
『四谷大塚 進学くらぶ』のコンテンツは盛りだくさんで内容も素晴らしい。
それでいて、受講料金が激安!
『進学くらぶ』のコスパの良さにビックリです!
参考までに、『四谷大塚 進学くらぶ(中学受験コース)』に含まれるコンテンツを挙げますね。
- 予習ナビ(予習シリーズの解説授業)
- 復習ナビ(週テストの解説授業)
- 週テスト(毎週)
- 組分けテスト(9回)
- 志望校判定テスト(1回)
- 講習会判定テスト(1回)
- 成績管理(個人成績表・学習診断表・成績グラフ)
- 父母教室(子どものつまづきポイントや中学受験情報などを配信)
いっぱいあるね~!
『四谷大塚 進学くらぶ』で使用するテキストは、有名な「予習シリーズ(予シリ)」。
予習シリーズのテキストや問題集は『四谷大塚 進学くらぶ』の受講料に含まれていないので、別途購入する必要があります。
また、高速基礎マスター(PC・タブレットで使用するウェブ学習コンテンツ)も別途料金がかかります。
でも、それらの追加購入費用を加えても、
四谷大塚の通塾コースに比べると『四谷大塚 進学くらぶ』は費用が3分の1以下!
お得感がとんでもないことになってます!
コスパ最高で教材もコンテンツも素晴らしい『四谷大塚 進学くらぶ』。
それなのに、我が家はどうして『四谷大塚 進学くらぶ』の受講を見送ったのか?
今回、私が本気モードで比較した『Z会中学受験コース』と『四谷大塚 進学くらぶ』の内容についてお伝えします。
Z会中学受験コースと四谷大塚進学くらぶの共通点
『Z会中学受験コース』と『四谷大塚 進学くらぶ』、どちらも通信教育としての共通点があります。
ざっくり挙げると、、、
- 通塾する必要がない
- ネット環境があればどこでも学習可能
- 保護者に高い管理能力が求められる
- 経験豊かな講師の映像授業を見ることができる
特に『四谷大塚 進学くらぶ』は、通塾コースなら校舎によって差が出る「講師の質」に悩むことはなさそうです。
もしかしたら、「校舎の先生よりも、進学くらぶの解説授業の先生の方が良い」…なんてこともあるかもしれませんね。
『Z会中学受験コース』も『進学くらぶ』も、当然ながら通塾する必要がありません。
でもそれは、保護者がしっかり学習スケジュールを管理しなければいけないということでもあります。
通信教育サービスは、どんなに内容が素晴らしくても、結局は親次第。
子どもが自宅学習を続けて学力向上につなげられるかどうかは、保護者の管理能力にかかっていると言っても過言ではありません。
自分に言い聞かせてます…
Z会中学受験コースと四谷大塚進学くらぶを徹底比較
『Z会中学受験コース』と『四谷大塚 進学くらぶ』の各項目について、徹底的に比較してみました。
Z会中学受験コースvs四谷大塚進学くらぶ:小学4年生の年間受講費用を比較
『四谷大塚(通塾コース)』・『四谷大塚 進学くらぶ(中学受験コース)』・『Z会中学受験コース』の主な費用について比較してみました。
わかりやすくするため、条件を以下のようにそろえます。
※2023年度の費用に情報更新しました。
- 入会・受講学年は「2023年度・新4年生」とする
- 12カ月受講した場合の費用で、金額は税込みとする
- 四谷大塚(通塾コース)は、4教科本科コースで計算する
- Z会中学受験コースは、4教科・トータル指導プランで計算する
- Z会・進学くらぶは、12カ月一括払いで計算する
- 春期・夏期・冬期すべての季節講習費用は4教科分とする
- 季節講習費用は2022年度の費用を掲載する
費用項目 | 四谷大塚(通塾コース) | 四谷大塚(進学くらぶ) | Z会中学受験コース |
---|---|---|---|
入会金 | 22,000円 | 11,000円 | 0円 |
受講料 | 435,600円 (月額36,300円) | 155,760円 (月額12,980円) | 204,000円 |
教材費用 | 18,700円 (高速基礎マスター) 33,880円 (予シリ、副教材) | 18,700円 (高速基礎マスター) 33,880円 (予シリ、副教材) | 受講料に含まれる |
小計 ※講習を除く | 510,180円 | 219,340円 | ,000円 | 204
春期講習 (新小4向け) | 25,850円 | 受講料に含まれる | 55,800円 (オンライン全4回) |
夏期講習 | 133,760円 (夏期講習+8月特訓) | 受講料に含まれる | 127,800円 (オンライン全8回) |
冬期講習 | 31,350円 (全4日間) | 受講料に含まれる | 59,800円 (オンライン全4回) |
各種テスト費用 | 5,280円 (志望校判定テスト) | 受講料に含まれる | 受講料に含まれる |
費用合計 ※講習を含む | 706,420円 | 219,340円 | 447,400円 |
進学くらぶの場合は、教材をすべて購入するかどうか(兄弟姉妹の使用済み教材を使うなど)によって、費用に差が出ると思います。
ですが、おおまかな合計金額は上の表のようになるはずです。
また、四谷大塚・通塾コースの場合は他にかかる費用(塾弁や交通費など)もあると思いますが、ざっくりとした費用の比較として、ご覧ください。
進学くらぶ、安いね!!
季節講習も含めたら、四谷大塚・通塾コースの3分の1以下、Z会中学受験コースの約半分の費用で済むのよ!
もう、進学くらぶしか勝たん!!
季節講習を受けないのなら、Z会中学受験コースの方が少し安いですけどね。
あまりに太っ腹な料金で、「Z会中学受験コースから四谷大塚進学くらぶに乗り換えようかな…」とグラグラ心が揺れましたよ…。
『四谷大塚進学くらぶ』なら、親がしんどくなってきても家庭教師や個別指導などと併用しやすそうだし…。(経済的にも)
こちらの家庭教師とか、『四谷大塚進学くらぶ』と相性が良さそうです。
⇓
Z会中学受験コースvs四谷大塚進学くらぶ:小学4年生の年間カリキュラムを比較
『Z会中学受験コース』と『四谷大塚 進学くらぶ』のカリキュラム詳細については、以下のリンクからご確認ください。
四谷大塚 予習シリーズ4年(上)2024年度学習予定表(小3・2月~小4・8月)
四谷大塚 予習シリーズ4年(下)2024年度学習予定表(小4・9月~小4・1月)
- 四谷大塚の「通塾コース」と「進学くらぶ」のカリキュラムは同じです。
四谷大塚のカリキュラムはボリューム感すごいですね…
四谷大塚の予習シリーズをカリキュラム通りにガッツリ・バッチリこなしたら、相当な学力がつきそうですね。
注意点としては…
『進学くらぶ』も四谷大塚の通塾コースと同様、高い方から「S→C→B→A」の順にレベル別に組分けされます。
『進学くらぶ』入会時は、基本的にAレベルからスタート。
※ 進学くらぶに入塾テストはありません。
その後のレベルは5週に一度の組分けテストで決定します。
組分けされたレベルによって、配信される予習ナビの内容や週テストの問題が異なるので、レベルによってかなり学習内容が変わる可能性があります。
Z会中学受験コースには、四谷大塚のようなレベル分けテストはありません。
塾内での相対的な立ち位置を常に把握したい場合は、『進学くらぶ』に軍配が上がりますね。
Z会中学受験コースvs四谷大塚進学くらぶ:合格実績を比較
『四谷大塚 進学くらぶ』の合格実績について調べてみましたが、四谷大塚の公式サイトでは見つかりませんでした。
※ 四谷大塚全体の実績は公表されています。
でも、『四谷大塚 進学くらぶ』の資料を取り寄せたところ、2021年度進学くらぶ修了生の合格実績が載った冊子が送られてきました。
見たところ、名だたる難関校の名前が!
『進学くらぶ』でも難関校を目指せるみたいだね!
一方、Z会中学受験コースの合格実績は、さすがの安定感。
Z会中学受験コースの合格実績は、以下のリンクからご覧ください。
Z会中学受験コース「2023年度 Z会員公立中高一貫校合格実績」
『Z会中学受験コース』も『四谷大塚 進学くらぶ』も、最後までしっかりついていければ、結果が出せるということですね。
ついていくのが大変そうだけど…
我が家が『四谷大塚 進学くらぶ』を選ばなかった理由
我が家が『進学くらぶ』の受講を選ばなかった理由についてのお話です。参考程度にお読みください。
『四谷大塚進学くらぶ』は「4教科受講」が必須
『四谷大塚 進学くらぶ』は4教科受講必須。
我が家にとっては、受講教科が自由に選べないのが一番のネックでした。
『四谷大塚 進学くらぶ』の資料とお試し教材を見て、我が家が受講したいと思ったのは、
- 国語: 四谷大塚 進学くらぶ
- 算数: Z会中学受験コース(難関レベル・トータル指導プラン)
- 理科: Z会中学受験コース(トータル指導プラン)
- 社会: 四谷大塚 進学くらぶ
…という組み合わせです。
国語と社会は、『進学くらぶ』のお試し教材の方がソウの好みだったからです。
『四谷大塚 進学くらぶ』が1教科から受講可能だったら、『Z会中学受験コース』と『四谷大塚 進学くらぶ』の併用を真剣に検討していたと思います。
『四谷大塚進学くらぶ』のスケジュール管理に厳しさを感じた
『四谷大塚 進学くらぶ』の公式サイトよりお借りした「学習スケジュール」の画像ですが…
1週間でこんなに勉強するんですね…。1日2教科の日もありますね…。
毎週土曜日にテストもありますね…。
我が家には忙しすぎるかも…
正直、「進学くらぶで習い事を続けるは正直キツイ…(>_<)」と思ってしまいました…。
息子は週2回スイミングに通っていますが、進学くらぶだと復習までこなせないかも…。
そして、、『進学くらぶ』のスケジュールを遅れずにこなそうとすると、親のサポートが大変すぎませんか?(^^;;
先輩保護者様には「このくらいで?」と怒られそうですが…
ちなみに、四谷大塚 通塾コース4年生の1週間はこんな感じだそうです。
↓
なるほどなるほど…。
学習時間もずいぶん増えますね!
通塾コースと同じように学習しようと思ったら、自宅学習でも同じペースで頑張らないといけませんね…。
塾の先生なら子どもをうまく引き締めてくれそうだけど、親がこれだけの時間、子どもをサポートするのは大変そう…(^^;;
毎週テストがあるけれど、例えば風邪などで一旦学習が停滞してしまったら、果たしてリカバリできるのかしら…。
そう。
『四谷大塚 進学くらぶ』は、通塾コースの学習カリキュラムと同じ。
だから、
通塾コースなら塾の先生が担当してくれるはずのタスクも、全て保護者がやらなければならないのです。
でも、親が先生の代わりをするのはZ会も一緒でしょ?
Z会中学受験コースも親のサポートは必須。でも…
Z会中学受験コースも、もちろん親のサポートは必須です。
でも、Z会と四谷大塚では、Z会に『通信教育サービス』としての優位性を感じます。
Z会は、保護者の負担を最小限にしてくれていると感じます!
『四谷大塚 進学くらぶ』は、通塾コースのカリキュラムをそのまま取り入れています。
そのため、保護者が「塾講師役」もこなせないと、『四谷大塚 進学くらぶ』をやり抜くことは厳しいと感じました。
Z会中学受験コースなら、親は「塾講師のアシスタント役」くらいで済むかな…
もちろん、自身も中学受験の経験がある優秀な保護者様や、講師経験のある保護者様なら、『四谷大塚 進学くらぶ』を遅れることなく、取りこぼすことなく、最後まで子どもをサポートしてやり抜くことはできるかもしれません。
進学くらぶをサポートしている保護者様は、本当にすごいと思っています…!
『四谷大塚進学くらぶ』のコンテンツが多すぎると感じた
我が家では「進学くらぶは使いこなせないな…」と思いました。
コンテンツが豊富すぎて、親のサポート量がZ会よりもはるかに多くなると感じたからです。
予習ナビ、復習ナビ、演習問題集、高速マスター、週テスト…などなど、四谷大塚のシステムを知らないせいもありますが、やることが山ほどありそうで…。
子どももですが、親もやることが多い印象です…
ちなみに我が家の夫は子どもの学習にノータッチ。
私は在宅ワークなので、フルタイム勤務で出社されている方よりは時間的余裕があります。
それでも、私一人で進学くらぶのサポートをするのは厳しそうだと感じます。
率直にいうと、私(母親)の 能力・メンタルの問題です…。
毎週テストとか、大変すぎて私が無理そう…
もちろんZ会中学受験コースも、親のサポートが必要です。
でも、Z会は通信教育サービスとして長年の実績があり、家庭で続けやすいように教材やシステムが工夫されています。
Z会中学受験コースはテキストも薄いし、問題数も少ないなぁと思っていたけれど、予習・演習・テスト・復習まで保護者がサポートすることを考えると、ちょうどいい量に思えてきました。
難易度だけでなく、問題の質・量がバランスよく厳選されているのだと思います。
Z会小学生アプリや保護者向けのサポート通信も、わかりやすくて使いやすくて気に入っています。
通信に長けたZ会!「餅は餅屋」だね!
進学くらぶのコストパフォーマンスが最高なのは確かです。教材の質・量ともに申し分なし!
けれど、、『四谷大塚 進学くらぶ』を私のサポート力で進められるのか大きな不安を感じたので、Z会中学受験コースを継続しようと判断しました。
Z会中学受験コース4年生にもついていけるか心配ですけどね…
『四谷大塚進学くらぶ』より、慣れたZ会中学受験コースを継続
コスパの良さや教材の質・量において、『四谷大塚 進学くらぶ』は本当に素晴らしい通信教育サービスだと思います。
ただ、我が家は小学3年生からZ会中学受験コースを受講しており、Z会の学習スタイルに慣れています。
スケジュール管理の仕方や教材の使い方、学習が停滞してしまった時のリカバリ方法など、やっとZ会中学受験コースとの付き合い方に慣れてきたところです。
『四谷大塚 進学くらぶ』に変更した場合、親子ともに新しい教材やシステムに慣れる必要があります。
それでも、息子が「進学くらぶの方がいい」と言うのなら、ともに頑張る覚悟を決めるつもりでしたが…
息子に『四谷大塚 進学くらぶ』のお試し教材や問題を見せたところ、慣れ親しんだZ会中学受験コースの方がいいと言いました。
大きな理由は、「Z会中学受験コースの電子ホワイトボートの方が見やすくて、頭に入ってくる!」とのこと。
「え、ホワイトボード…?」という感じですが(^^;、子どものこだわりポイントなのでスルーできませんでした。
ちなみに、『進学くらぶ』の映像授業では、先生が黒板に板書していました。(お試し以外はわかりませんが…)
あと、もう1つの理由は…
ソウはベレーとお別れしたくないそうです…
ベレーが成長する姿を見たいからね!
ソウが成長する姿も見たいな…笑
ベレーと一緒に、新4年生からもZ会中学受験コースをがんばる予定です。
※追記※
Z会中学受験コースのキャラクターのクマさんは、名前を「トッケル」というそうです…
ずっと「ベレー」が成長したんだと思っていました…
我が家ではいまだに「ベレー」と呼んでいます。きっとこれからも。。
Z会中学受験コースor四谷大塚進学くらぶ、どちらも親子の取り組み次第
『Z会中学受験コース』も『四谷大塚 進学くらぶ』も素晴らしい教材ですが、親子でしっかり取り組まないと結果につながらないのは同じですね。
私もどこまでできるのか不安ですが、子どもと一緒に頑張ってみます(^^)/
もし、Z会中学受験コースに興味がある場合は、まずは1~2ヶ月だけ実際に受講してみると、ご家庭との相性がわかりやすいと思います。
中学受験対策の基礎固めにピッタリな無学年式オンライン教材「すらら」の記事も、よかったらご覧ください。