Ｚ会中学受験コース３年生の算数はスタディサプリでも学習できる？

我が家は、小学３年生の４月から「Ｚ会中学受験コース」、９月から「スタディサプリ（スタサプ）」を受講しています。

２つの学習サービスを実際に併用して、特に「算数」の学習内容に、それぞれの素晴らしさを感じています。

本ブログ記事では、

「Ｚ会中学受験コース３年生・算数」と同等のレベルの学習が「スタディサプリ小学講座・算数」でも可能なのか？

…という疑問にお答えしながら、それぞれの素晴らしさとデメリット（？）について比較・レビューします。

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Ｚ会中学受験コース３年生の算数はスタサプ小４以降の算数で学習できる

Ｚ会中学受験コース「算数」では、３年生のうちから特殊算など中学受験に必要なテクニックをどんどん学んでいきます。

一方、スタディサプリは基本的に成績アップのための学習サービスです。

でも、学年を超えて学習できるので、

中学受験に向けて先取り学習をしたい場合や、中学受験対策の基礎固め、ふりかえり学習などに非常に有効です。

スタディサプリ「小３算数」には、３年生の教科の中で唯一の応用講座があります。

ですが、「小３算数（おうよう）」の学習内容は応用ドリルのみ。

あくまで「学校で学ぶ算数のレベルアップ問題」という印象です。

スタサプの小３算数には、中学受験向けの特殊算は出てきません。

Ｚ会中学受験コース３年生・算数で取り扱っている中学受験向けの学習内容は、スタディサプリ小学講座の「小学４年生以降の算数（応用講座）」で学ぶことができます。

ちなみに、スタディサプリ「小４算数」は以下の３種類のレベルに分かれています。

Ｚ会中学受験コース３年生「算数」とスタディサプリの料金

Ｚ会中学受験コース３年生の「算数」のみ（１教科）を受講した場合の料金はこちらです。

• 小学３年生の受講期間は、４月から翌年１月までの１０カ月です。

	毎月払い （１ヶ月あたり）	毎月払い 10ヶ月分	学年末まで一括払い （１ヶ月あたり）	学年末まで一括払いの 年間合計額
トータル指導プラン	4,500円	45,000円	3,825円	38,250円
要点集中プラン	2,200円	22,000円	1,870円	18,700円

スタディサプリ小学講座の料金はこちらです。

	月額	年間合計
毎月払い	2,178円	26,136円
12ヶ月一括払い	1,815円	21,780円

Ｚ会中学受験コースは算数のみ、スタディサプリは全教科視聴し放題なので、料金を比較する意味はありませんが…。

それにしても、スタディサプリは本当に安いですね！

スタディサプリ「小４算数」とＺ会中学受験コース「小３算数」を比較

比較のため、Ｚ会中学受験コース３年生で学ぶ単元「わり算の筆算」と「植木算」を、スタディサプリ小学講座の中から探してみました。

スタサプvsＺ会『わり算の筆算』の学習内容を比較

『わり算の筆算』は、Ｚ会中学受験コース３年生・算数の６月号、スタディサプリでは「小４算数（基礎）入門編」第６講で学習します。

スタディサプリ「小４算数（基礎）入門編」の『わり算の筆算』の講座内容は以下のとおりです。

単元	授業動画数	確認テスト 問題数
わり算の筆算（１）①	４	９
わり算の筆算（１）②	３	７
わり算の筆算（１）③	４	７
わり算の筆算（２）①	５	９
わり算の筆算（２）②	４	８
わり算の筆算（２）③	２	５

『わり算の筆算』だけで、６回の講座に分かれています。

授業動画数も多く、説明も非常に丁寧でわかりやすいです！ 「入門編」の名前のとおり、基礎の基礎から学ぶことができます。

スタディサプリの『わり算の筆算（１）①』のテキストを見てみましょう。

『わり算の筆算』を初めて学ぶので、説明だけでなく、わかりやすいイラストがあります。
先生の説明を聞きながら読み進めていくので、理解しやすいと思います。

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Ｚ会中学受験コース３年生・算数も『わり算の筆算』が６回の学習に分かれています。

単元	授業動画数	確認問題数	練習問題数	解説動画数
２桁÷１桁の筆算	２	６	１２	１２
３桁÷１桁の筆算	２	６	１３	１３
何十でわるわり算	２	６	１２	１２
２桁÷２桁の筆算	２	６	１０	１０
３桁÷２桁の筆算	２	４	１２	１２
答えのたしかめ	２	５	７	７

Ｚ会中学受験コースの方が授業動画数が少なく見えますが、練習問題すべてに対して解説動画が用意されています。

解説動画を聞いて、練習問題の解き直しをすることで、理解が深まります。

Ｚ会中学受験コースの『わり算の筆算』の初回『２桁÷１桁の筆算』のテキストを見てみます。

スタディサプリが「わり算の考え方」的なところからスタートするのに対して、Ｚ会中学受験コースでは最初から「筆算の手順」をガッツリ説明しています。

スタディサプリもＺ会も「２桁÷１桁」の学習から始まるのですが、初めて『わり算の筆算』を学ぶ時は、できればスタディサプリの授業動画を先に見た方がいいですね(^^;;

スタディサプリの方が徐々にレベルを上げていくので、無理なく学習を進められると思います。

息子もＺ会の『わり算の筆算』の説明に混乱していましたが、私もサポートして、なんとか乗り切りました。

当時スタディサプリで予習していれば、もう少しスムーズに理解できた気がします。

スタサプvsＺ会『植木算』の学習内容を比較

Ｚ会中学受験コース３年生・算数９月号で学ぶ『植木算』は、スタディサプリでは「小４算数（応用）」の第５講で学習します。

単元	授業動画数	確認テスト 問題数
植木算 木の本数と間の数／植木算の利用	４	１５

スタディサプリの授業動画は、植木算だけで４回！手厚い印象ですね。

スタディサプリの『植木算』のテキスト（一部分）を見てみましょう。

テキストを見ながら先生の授業動画を見て、一緒に問題を解いていきます。

先生と一緒に何問か植木算の問題を解いてから、最後に確認テストに取り組みます。

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一方、Ｚ会中学受験コース３年生・算数の『植木算』の授業動画・問題数は以下のとおりです。

単元	授業動画数	確認問題数	練習問題数	解説動画数
植木算	２	４	８	８

Ｚ会中学受験コース３年生・算数の『植木算』の授業動画は２つ。

ですが、練習問題それぞれに解説動画があるので、解説動画は８つ。問題の答え合わせの段階で、詳しい説明を聞き、解き直しをして定着させていきます。

Ｚ会中学受験コースの『植木算』のテキストを少し見てみましょう。

『植木算』のテキストはカラーか白黒かが違うくらいで、スタディサプリとＺ会中学受験コースどちらの説明もわかりやすいと思います。

Ｚ会中学受験コース３年生とスタディサプリの算数講師をご紹介

Ｚ会中学受験コース３年生・算数の担当は、香山 泰祐先生

Ｚ会中学受験コース３年生・算数の担当は、香山 泰祐先生です。（４年生も香山先生です☆）

Ｚ会中学受験コースの先生方は、穏やかで真面目そうな雰囲気の方が多いです。

香山先生もやはり『Ｚ会の先生』のイメージそのままで真面目そうですね。

話し方も丁寧だし、個人的な感想ですが、とても聞き取りやすい声をしていると思います。

授業動画では「これはどうなると思いますか？」「……そうですね！」などど、画面の向こうで子どもの返事を待っていて、一緒に授業を進めているように話してくれます。

Ｚ会中学受験コース３年生・算数の学習内容は難しいけれど、香山先生のおかげで和やかな雰囲気で学ぶことができていると思います。

スタディサプリ小３算数には授業動画がないので…小４算数の先生をご紹介

スタディサプリ「小４算数（基礎）入門編」の担当は、加固 希支男 先生です。

テキストの内容を几帳面に黒板に書いている…。真面目なお人柄なのかな、という気がします。

息子の小学校に、加固先生と似た先生がいるので、親近感が湧いているようです（笑）

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次は、スタディサプリ「小４算数（基礎）」の担当、尾崎 正彦 先生です。

「小４算数（基礎）」の授業動画はチラ見した程度ですが、尾崎先生は落ち着いた雰囲気で、説明もわかりやすいです。

ただ１つだけ気になったのが…、字が…特徴的というか…芸術的というか…？

…小学３年生の正直な感想として、尾崎先生の字はすごくおもしろいそうです。

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中学受験用の算数も学べる「小４算数（応用）」の担当は、繁田 和貴 先生です。

繁田先生は、あまり笑顔がなく（でもコワイわけではない）、他の先生方に比べると話し方がちょっと速い気がします。

けれど、この先生の動画を見る子は、すでに基礎・応用を終わらせている前提なので、逆に繁田先生のテンポの方が良いのかも。

なにか聞き逃しても、動画なので繰り返し見ればいいし。

難しい内容でも頭にスッと入ってくるのはさすが！！

説明に無駄がなく、教え慣れてるんだなぁというのが、素人から見てもわかります。

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Ｚ会中学受験コース３年生も、スタディサプリ「小４算数」も、先生の授業動画は１回につき５～１０分程度。

小学３年生・４年生の子が途中で離脱しないよう、短めに作られています。

スタディサプリは１４日間無料で授業動画も視聴し放題！
実際の先生の話し方や教え方などもチェックできますよ♩

スタディサプリで基礎～応用、Ｚ会中学受験コースで難関レベルの発展問題をこなす

スタディサプリ小学講座の１年生～３年生はドリル学習が中心。

小学４年生以降はハイレベルな授業動画を視聴できるので、中学受験向けの基礎固めにピッタリだと思います。

難関校狙いならＺ会中学受験コース３年生・算数を受講しておきたい

スタディサプリの学習内容を実際に見た上で思うのですが、

最難関・難関校を狙うのであれば、やはりＺ会中学受験コースの「算数」が超オススメ。

スタディサプリの算数の問題は、あまりひねくれていないというか、授業動画をしっかり聞いて理解していれば解ける問題が多いです。

Ｚ会中学受験コースの算数の問題は、授業で聞いたことを理解した上で、さらに「思考力」や「ひらめき」が無いと解けない難易度の高い発展問題が含まれています。

逆に、中堅校狙いであれば、スタディサプリだけでもいいかもしれない！と思うほど、スタディサプリの授業動画と問題も素晴らしいです。

難関校狙いの場合はＺ会中学受験コースをおすすめしますが、スタディサプリも先取り学習や学習補助ツールとして使用するといいかもしれません。

Ｚ会中学受験コースとスタディサプリ、「算数」のデメリットとは

「デメリット」と言うほどネガティブに感じていることはほとんど無いのですが…。

Ｚ会中学受験コース３年生・算数とスタディサプリの「小４算数」に関して、ほんの少しだけぼやきます。

スタディサプリ「小４算数」は発展問題が少ない

Ｚ会中学受験コース３年生・算数に慣れていると、スタディサプリ「小４算数」のテストは「素直で解きやすい」と感じます。

それはそれで基礎固めになりますし、解きやすくても油断すれば間違うので、スタディサプリの問題も重宝しています。

スタディサプリは中学受験向けの教材ではないので仕方ないのですが、頭をひねるような発展問題が少ないなぁと感じます。

思考力やひらめき力を問うような問題が、もっとあったらいいなぁと思っています。

Ｚ会中学受験コース３年生・算数は学習スピードが速すぎる

Ｚ会中学受験コースは中学受験に特化しているので、学習のスピード感があって当然なのですが…。

学習内容が難しい上に、学習スピードも高速なので、子どもの性格によっては苦手意識が倍増する可能性も…(^^;;

我が家の息子も何度か挫折しそうになっているので、親がうまいことサポートして、Ｚ会のスピードについていけるよう頑張っています。

もう少しだけ、親のサポートの負担が軽くなる仕組みを考えてもらえたら嬉しいなぁ…。

Ｚ会中学受験コース３年生「算数」の単元はスタディサプリでも学習可能。ただし難問は少なめ

本ブログ記事の内容をざっとまとめますね(^^)

スタディサプリで先取りできるし、Ｚ会中学受験コース３年生と近い学習もできるなら、スタサプだけでいいじゃん！

…と思いますよね。

確かに、３年生の時点では、スタサプだけでも十分な学習効果があるでしょう。

でも、通信教材で最難関・難関校対策をするなら、３年生からＺ会中学受験コースをスタートさせることをおすすめします。

Ｚ会中学受験コースのカリキュラムには、３年生のうちから４～６年生の内容がガンガンに盛り込まれています。演習問題も、Ｚ会の方が良質な難問が出題されます。

また、４年生ならともかく、５・６年生からＺ会中学受験コースを始めようと思うと、キャッチアップが大変になるはずです。特に算数。

Ｚ会中学受験コース３年生もスタディサプリも、「算数」は特におすすめです♩

我が家はＺ会中学受験コースとスタディサプリの併用をしばらく続けていきます。
使い続けて、もっと思うことが出てきたら追記しますね(^^)

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